あえて日本の低所得者が発展途上国に移住することにメリットはあるのか?

発展途上国への幻想

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日本で生活していると、様々なことでストレスが溜まります。

 

ストレスを溜めた生活をしていると、ふと、貯金を持ち出して国外へ、特に発展途上国へ移住した方がいいのではないか?

 

なんて考えてしまいますよね。

 

私も色々な理由から、海外の色々な国への移住を考えたことがあります。

 

(ドイツにいけばFKKで白人美女とやりたい放題だぜーとか、タイでやりタイとか、主に女の子関係のやましい理由から10年くらい海外の主にピンク方面の情報を収集していました。)

 

そんな妄想を(仮)で実現したのが、カンボジア首都プノンペンへの1ヶ月の観光旅行でした。

 

当時の私の年収はアルバイトなどで180万円の届くか届かないかくらい。

 

そこで私が抱いていた「発展途上国で日本マネーを使い低所得者でもプチリッチな生活を送る!」みたいな幻想はぶち壊されることになるのです。

 

【目次】

 そもそも私たちは前提を間違える

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私たちが途上国への移住を検討する時は、無意識に「日本レベルの衣・住」が確保できている前提で色々な事を考えてしまいます。

 

そんなわけですから、住居は家賃3万円でいいかとか、服は市場で買えばいいかとか割とアバウトに考えてしまいます。

 

で、実際に現地に到着してもれなく戸惑うわけです。

 

住居に虫がでる、水が漏れる、備え付けの家具が壊れてる、隣近所がうるさい、などなど当たり前ですが、現地ではトラブル続きです。

 

これらを自分の力で解決していかなければなりません。

 

語学力に自信がないなら、それらを仲介業者や通訳にお金を払って伝えてもらわなければなりません。

 

加えて、途上国の衣類ですが、市場で購入できる衣類は丁寧に洗濯してもすぐに伸びたり脱色してしまうという、日本では考えられない品質です。

 

安かろう、わるかろうが当たり前なのが途上国なんです。

 

衣類だけでなく、身の回りの物全てが、日本クオリティを求められないのです。

 

例えば、カンボジアではトイレにトイレットペーパーがほとんどの場所でまだ流せません。

 

それを流せるように工事するとなると、一体いくらかかるのでしょう・・・。

 

こんな風に日本クオリティを求めだすと、とんでもない初期投資が必要になるのです。

 

食費は本当の意味で安いのか?

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発展途上国では200円とか300円で食事が取れます!という情報はたくさんの人ひきつけます。

 

ピザ1枚1500円くらいする日本からすると、800円で食べられたりするのは非常にお得な気がしますね。

 

ですが、皆さん勝手に前提として、上記の画像のような小鉢がたくさんついたバランスのいいセットも安いと考えていないでしょうか?

 

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こちら私が泊まっていたホテルで食べたトマトスパゲッティです。

 

1食380円ほどですが、これだけでは栄養バランスが悪いですよね。

 

ここに肉と野菜を追加すると、ここのメニューでは最低で4$追加(ライスと肉野菜炒めのセット)、肉と野菜を単品で頼むなら最低10$追加でかかります。

 

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こちらが4$の肉野菜炒めセット、ただし肉はほんのちょびっとなので、これを追加で食べてもまだ栄養バランスは悪いと思います。

 

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現地で英語を教えてくれたカンボジア人に奢ったときの写真です。

 

確かメインのカモが15$、混ぜそばとサラダが単品4$くらいだったと思います。

イオンモールなので、飲食の相場が高めでした。)

 

こんな風に食事を続けていくと、ふと気づきます。

 

500円あれば、日本では牛丼屋でセットが食べられるし、1000円だせばかなりバランスの良いセットを選べます。

(しかも味も自分好みで選ぶ手間もない。)

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投稿:餃子の王将 水道橋店お店やってないので餃子の王将ニラレバ炒め定食 / No.151417

 

こんな風に、皆さんも自分なりに安く済ませられるお店って知ってると思います。

 

もちろんすき家や王将がバランスの良いメニューだとはいえないところもあります。

 

ですが途上国の炭水化物オンリーの食事メニューに比べれば、バランスがいいと思いますし、油っこくもありません。

(途上国の料理はすき家以上にあぶらっぽい料理がたくさんで、胸焼けをしばしば起こします。)

 

途上国で外食すると、結局は日本で食べるよりも高くつくか、糖尿病まっしぐらな不健康なメニューになってしまうのです。

 

じゃあ自炊する?となりますが、日本の調味料が安定して手に入らない可能性があります。

カンボジアイオンモールでさえ、未だに入荷時期が不安定な調味料があり、代替品を探す必要があります。)

wakuwork.jp

こちらのブログさんの記事の書き方でわかると思うのですが、日本クオリティを求めるなら、日本からまだ物を持っていく必要があるくらいには、まだまだ不便なところがあるのです。

 

病気になったら「終わり!」

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途上国に移住するに当たって、1番心配になるのは病気です。

 

vietcam-oh.com

こちらから引用させていただくと、

その他、急性虫垂炎(盲腸)で緊急手術になった場合の医療費は約100万円(またはそれ以上)、手術が必要な骨折は部位にもよりますが医療費はン万円は間違いなく掛かるでしょう。海外旅行保険の掛け金は、短期の旅行の場合はどんなに高くても1万円位なので、万が一に備えて保険には入っておいた方が絶対良いですよ。

 こんな感じです。

 

日本では考えられない価格です。

 

将来にかけて健康リスクは増大していくものなので、将来の病気のコストを考えると、途上国への移住は実は安くつくものではないかもしれません。

 

食事の項目でも書きましたが、途上国での外食を繰り返すと、気をつけなければ確実に栄養バランスは崩れてしまいます。

 

途上国の人は「おおらか」であり「がさつ」である

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日本から脱出したい!と考える方は、おそらく人間関係や仕事で多大なストレスを抱えていると思います。

 

途上国の人はほっこりしていておおらかだから、きっとストレスなく暮らせるだろうと考えている方も少なくないですよね?

 

これは人によって受け取る印象が違うと思いますが、とりあえず私にとっては、途上国であるカンボジアの人は「おおらか」よりも「がさつ」にうつりました。

 

私の性格として「極力人と関わることが嫌」「人に気を使わない人は嫌」という性格があります。

 

前者ですが、町を歩くだけで「トゥクトゥク?レディー?」と話しかけてくるおじちゃん方に、毎度ニコニコして「ノーセンキュー」と応えるのが本当に嫌でした。

 

そもそも静かに散歩をしていたいのに、町中では「ハロー」と声をかけられ続け、俺のほうを向けとばかりにクラクションを鳴らしてきたり、渋滞でピッピピッピとクラクションを鳴らしたりなど、これに関してはかなりストレスが溜まりました。

 

値札のない市場(時にはコンビニにも値札がないですが定価は決まっています)では、いちいち「ハウマッチ?」と聞いて値引き交渉をしなくてはなりません。

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画像はジョジョのワンシーンですが、私も常日頃、自分の半径5m以外の事には関心を持ちたくない性分です。

 

出来る限り人と関わりたくない理由は、それが楽しくてもつらくても自分のスタミナが持たないからです。

 

そういった性分の私が町中で声をかけられたり、通路をふさいでいるのに気づいているのによけてと言うまでよけてくれなかったりを体験すると、非常にストレスが溜まりました。

 

そもそもよけてくれと自分の要求を口に出すのも苦手なのに・・・

 

でもこれって、気にしない人は気にしませんよね?

 

ですが私のようにささいな事が気に障る人だと、途上国の人と付き合っていくのは難しいと思います。

 

結婚か風俗かの2択は若い男性には正直無理だった

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私は基本的に男性との友情を諸事情により深めることができません。

 

散髪で髪の毛を触れられるのでさえ、男性をなるべく避けるレベルで肌の接触が嫌なのです。

(嫌いな虫が身体をはってるような不快感。

 

そんなわけで、カンボジアでも女性の友人を作ろうと努力し、数人の友達ができました。

 

となると、恋愛の話題が鉄板かなーと思い恋愛の話題を振りました。

 

私「今って恋人とか好きな人とかいるの?」

Aちゃん「今はキャリアを磨きたいし、結婚を考えて付き合うものだから。」

 

私「Bさん恋人はいるんですか?」

Bさん「いるけど、まだキスしかしてないわよ。彼との夜はまだ。」

(でも処女じゃないらしい。あれ?)

 

ネット上で交流した各女性「そもそも恋人がいるかとかセクロスしたことあるかとかの話題振るんじじゃねえよ。セクハラか?」

 

はい。こんな感じである程度のキャリアを持っていて英語も使えますみたいな女性のガードはめちゃめちゃ固いです。

 

遠まわしに「日本の女ってビッチなんでしょ?」みたいな事を言われ、婚前交渉はありえないわ!という文化を肌で感じました。

 

(一応、婚前交渉をすることで、お互いの性欲のアンバランスによる家庭内レイプが少なくなるなど、多方面から真面目に説得してみましたが。「まあ、文化だからね~」ニヤニヤみたいな反応でした。)

 

カンボジアでも最近は変化してきているようですが、婚前交渉はなるべくしないほうが良い、人前で手をつないだりキスもしないという文化らしく、プノンペンでもそういったカップルはまず見かけませんでした。

 

私が見つけた1番いちゃついてたカンボジアカップルでさえ、抱きしめておでこにキスだけです。

 

そこまでしたら息子さんで彼女さん愛したくならないんですか!?

 

と、火の玉ストレートな質問をぶつけたくなりますが、シャイなカンボジア人男性にそんなこと聞くと「キャー」みたいな反応をされることもしばしば。

 

まあつまりカンボジアで恋人を探そうと思ったら、結婚を前提にしなくてはならないし、結婚するまで性交渉ができないことを覚悟しなくてはいけません。

 

これ、日本人男性、人によってはかなりきついですよね。

 

日本ではデートしたその日に行為に及ぶことさえあります。

 

二股もうまくやる人なら可能なわけで、性に関しては困らない状況です。

 

私は好きな人と性行為するのは待てない性分なので、結婚まで待つのは絶対に無理だなと思いました。

 

となると解決策は風俗になります。

 

が、日本ではものすごい意欲でカンボジアの風俗のエロさを調べていた私ですが、現地につくと、様々な理由から結局女の人は買いませんでした。

 

  • まあ普通の人が5000円。かなり好みの人が10000円くらい。
  • しかし、絶大なパネルマジック、化粧マジックもしばしば。
  • 意外と若いのに肌が汚い。
  • 金銭感覚がケチになり、風俗行くくらいならうまい飯を食べようとなった。
  • そもそも、お金で人を買うことに自分は抵抗があることにいまさら気づく。
  • 知らない人に自分は思い切ったことをできない。

 

まあこんな理由でした。

 

fmatome.blog.jp

リンク先はエッチな画像もあるかもしれませんので注意してください。

 

日本では自由に恋愛して性交渉もできますが、カンボジアでは制限され、自由に出来るのは風俗だけです。

 

その風俗さえもストレスになってしまう可能性があります。

 

お金を使わないと性行為できないというのは、オスにとってどうもストレスになるようなのです。

 

風俗遊びがしたいなら、旅行程度でも十分体験できますので、移住の前に旅行してみてはいかがでしょう。

 

まとめ:日本で負けても途上国でなら勝てる、という考えは危険

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ほとんど伝えたいことはこの段落のタイトルのことだけですが、まとめさせていただきます。

 

この記事で伝えたかったことは、

 

日本では負け組と呼ばれてるけれども、途上国に行けば俺でも十分豊かに暮らせる!みたいなポヤーンとした妄想を持っているのは危険ということです。

 

日本以外の国で日本と同じかそれ以上の生活をしようとすると、絶対にどこかで日本以上にお金がかかる部分がでてきます。

 

具体的なビジョンなく、いきなり海外に移住しても、妄想とのギャップに打ちのめされてしまいます。

 

また、現実的な考えを持っていたとしても、カンボジアのように数年で最低賃金が倍にまで跳ね上がる国もあります。途上国の物価もどんどん上昇していくのです。

 

おそらくカンボジアの物価はこれからも上がり続けるでしょう。

 

見渡せばまだまだ非効率な業務が多いカンボジアですので、賃金が上がるにつれて、リストラも増え、失業率が高まる可能性もあります。

 

カンボジアを初めとする途上国各国で行きぬくには、日本で生き抜くのとはまた違うベクトルの努力が必要となり、日本とは違うストレスがふりかかるのです。

 

それでも途上国に住みたいという方はきっと大丈夫です。

 

目的もあり、それを実現するためのガッツもあるでしょう。

 

ただ、目的もなく、今よりもちょっと楽がしたいという理由での移住は、いずれデメリットに気づき、日本の良さを再確認するハメになるでしょう。

 

結論:目的もなく途上国に行き、目的が見つからなかった場合はたぶん悲惨です。